IT業界も、フリーランスのエンジニアとして活躍する人が増えてきました。フリーランスといえば、場所を選ばずさまざまな所で仕事を行うイメージがありますが、実は客先に常駐して仕事を行う「常駐型フリーランス」という仕事形態もあるのです。常駐型フリーランスとは、客先であるクライアントの会社に一定期間常駐して仕事を行うフリーランスです。その会社の正社員達と同じように作業デスクを与えられて、同じように仕事をこなします。基本的に1ヶ月~3ヶ月などの決まった期間で常駐する契約となっており、期間を満了すれば会社を出ていくことになります。

これだけ見れば正社員のエンジニア達と大きな違いが無いように思えますが、企業に雇用されている訳ではないため、業務委託契約で結んだ内容のみを守る形となります。その会社が定めている社内規定に従う必要はなく、契約にない雑用などを任されることもありません。とはいえ客先に出向くのはフリーランスらしくないと考える方がいるかもしれませんが、実は常駐型には多くのメリットがあるのです。

一つは、常駐型は一定期間の契約で仕事に取り掛かるため収入が安定しやすいことです。フリーランスとしては大切な安定収入が保証されます。もう一つは、会社に属している訳では無いため好きなプロジェクトに参画できる点です。会社員の場合は苦手な仕事でもこなさなければなりませんが、フリーランスの場合は自分の得意な分野を仕事に活かせる常駐案件を探すことで、優位に仕事を行うことができます。